テーマが決まったら、次は表現の方法や様式を選びます。
フィクションか、はたまたノンフィクションか?
架空の物語にするか、実際にあったことをそのまま書くのかを決めます。
架空の物語は、小説にするのが、一般的です。これをフィクションといいます。芝居や映画のために、シナリオに仕上げるという方法もあります。
シナリオは、小説から書き直される場合と、ノンフィクションから直接、シナリオになる場合とがあります。
ノンフィクションは、事実をありのままに書くものですが、過去から今現在までを綴る実録や、ある期間に絞って体験を報告するルポルタージュがあります。
また、近未来について書くものは、SFという分野に入ります。
ありのままの事実よりも、自分の思想に沿ったものや、主観を描写するものについては、エッセーと言うジャンルに入ります。
ノンフィクションとはいえ、抽象的な表現になるので、ややフィクション的になります。
時には、事実なのか架空の話なのか、読者を迷わすような書き方もあります。
これは、高度なテクニックを必要とするので、素人は真似をしないほうがいいでしょう。失敗をすると、著者だけが自己満足をして、読者がついてきてくれなくなることになります。
基本的にノンフィクションではありますが、特殊なものとして、詩歌があります。事実に感情を乗せて、短い言葉で読者に気持ちを伝えます。非常に難しい技術が求められる分野です。
これらのように、テーマが決まっても、表現をする方法や様式は、多種多様です。どの方法や様式が、最も適しているかを、しっかりと考えなくてはなりません。
ただ、一般的な選択としては、小説か実録でしょう。